楽しむ
先日郵便局から「本人限定受取郵便(特定事項伝達型)」が届きました。
何だこれ?と思い調べてみると、
“この郵便物は、確実に受取人ご本人さまにお渡しする郵便サービスで、お渡しの際、受取人ご本人さまから日本郵便の配達人等に顔写真付きの本人確認書類(「運転免許証」、「マイナンバー(個人番号)カード」等)をご提示いただく必要があります。利用できる本人確認書類は下表を参照ください。
いずれの書類も、現在の氏名、住所、生年月日が記載されており、当社手続日時点で有効なものに限ります。”
となっていました。
本人確認書類なら運転免許証があるのでこれを使用することにし、Webで手続きをしていくと、“本人確認書類記号番号”なる箇所があります。
これは何?と思いながら説明書を読んでも、“全角で入力”とだけでした。
ネット上で調べてみるとやはり同じように思う方々が多いようで、免許証番号を入力すればよいとのことがわかりました。他に特別なものがあるのかと悩んでしまいました。
これで一通り手続きは終わりましたが、“本人確認書類記号番号”の説明は全くなく、これでみんなわかるのだろうか?自分だけが理解できないのだろうかと悩みました。
いわゆる“わかりにくい取説”で、作成者本人はわかっているのだろうけど、読み手には理解できない箇所がある、さらに高齢者になると理解力が不足しているのか、わかりにくいものなのです。
もう少し人に理解してもらおうとしていただけるとありがたい。逆の立場に立って取説を読んでいただければと思います。
そんな勝手な不満を持っていた時に読んだ時代小説にあった”気になる言葉“です。
・道楽
調べてみると、“本職以外の道にふけり楽しむこと。趣味として、ある事柄を楽しむこと。”とありました。
また時代小説の中では、“道を楽しむのだから大いなる無駄、無駄だから楽しい。”とも書かれていました。
本当に楽しむとはこういうことなのか、と思わされる言葉です。
また、この小説には論語からの引用で、“これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず”とも書かれていました。
何かを知っているというのは、それを好きだという境地に及ばない。しかし、それも楽しんでいる境地の深さにはかなわない。という意味だそうです。
取説作成を好きになっていただければ、高齢者にもわかりやすい取説ができるのではないかと思わされる言葉です。
また、楽しみがなければ、人は人として生きる価値を見出せなくなる。日常から色が消えたようになる。
あまり深く物事を考えてこなかった今までを反省し、これからは、臥遊(寝そべって絵地図を眺めながら、思い出して楽しむ)しつつ“道楽”を見つけよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿