2022年7月1日金曜日

商い


商い

新型コロナによる様々な影響、世界の情勢による極端な円安など非常に混迷した世の中になってきた気がします。

戦争がもたらす食糧危機が深刻となりつつあり、半導体不足により様々な悪影響が発生し、特に自動車業界では新車の納入が数か月も待たないと届かない状況になっていると聞きます。

また、エネルギー供給の変化、異常気象による甚大な被害など今までには考えられない事が起きています。

 

ビジネスにおいてもIT活用など生産性向上が求められ、働き方の変化や商品開発のための発想の転換など、ビジネスマンにとって非常に難しい局面かと思います。

時代小説を読んでいると今のビジネスに共通する仕組みや考え方が随所に出てきており大変参考になります。そこで、ビジネス一考として参考になる言葉を調べてみました。 

時代小説の中において現代ビジネスに通じる“心に響く言葉”です。

― 三方よし:

 「自分よし、相手よし、世間よし」の三方よし、近江商人の言葉がございます。

 儲けを優先するあまり、商いの相手やそれを買い求める民がなおざりになってはいけないという戒めと、自分だけがよしの一方よしは、怒りや不満、時には哀しみを招き、うまくいかなくなることが多いのではないか。

― 吝嗇(りんしょく)と始末の違い: 

 吝嗇:ひどく物惜しみをすること、そのさま。考えが卑しいこと。心が狭いこと。

 吝嗇に陥った倹約は、仏の道に通じず、始末の心を持った倹約は仏の道に通じる。貪欲に吝嗇なのは結局のところ、私欲から発する。民のためという心を忘れたところから生まれるのではないか。

― ふりの客:

 “下がり調子の折には商売の大元に立ち返る他ない”、”商売の大元とは、何よりまず客の利を考えることだ。向こう様に喜んでもらってこそ、商いは成り立つ。ふりの客(一見さん)ならなおさらだ。“

― 屏風:

 見世と屏風は広げすぎると倒れる。

― 商売敵:

 “まずは商売敵をよく見極めることだ。客がそちらに流れているのならそれなりの理由があるはずだ。”

 

 世界情勢の急激な変化や何やら不安な経済環境の中、本当にビジネスは大変だなあ感じています。

 しかし、ビジネスの基本は昔から変わらないのではないかと思っている中での現代ビジネスに通じる“心に響く言葉”でした。

 

また、時代小説の中にこんな言葉がありました。

 “足りぬ足りぬは工夫が足りぬ。”

 “考えろ!頭を使え。視点の角度を変えて物事を考察する力を養え”。

 痛いところを突かれたなと思いつつ、基本に忠実に工夫を凝らしながら頭を使って考えていこう

 

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