古い習慣:心に響く言葉
歳を取ると頑固になり、なかなか自分を曲げず融通が利かないので失敗が増えてくる。
また、古い習慣に囚われている意識はないものの知らず知らずに身についてしまった先入観で行動する。
困ったものだなあと思った時に読んでいた時代小説からの“心に響く初めて知った言葉”です。
・因循姑息、頑迷固陋、換骨奪胎
時代小説に立て続けに出てきてハッとした言葉なので調べてみると、
― 因循姑息(いんじゅんこそく):古い習慣ややり方にとらわれて改めようとせず、その場しのぎに終始するさま。因循は因より循(したがう)、姑息は姑(しばらく)息をつくの意
決断力に欠けていてはっきりしないこと。また、「因循」は、旧例や習慣によりかかっていて改めようとしないこと。「姑息」は、一時の間に合わせ、一時のがれという意味。
― 頑迷固陋(がんめいころう):頑固で視野が狭く道理をわきまえない様。また自分の考えに固執し柔軟でなく正しい判断ができない様。頭が古く頑なな様。
「頑迷」も「固陋」も、頑固で道理に通じていないという意味で、同じような言葉を重ねて強調したもの。
― 換骨奪胎(かんこつだったい):元の良いところを活かし新しい工夫を加えさらに面白いものにする。
骨を取り換え、子が宿る胎を奪(うば)いとるという意味から、先人の詩文の発想や形式を利用しながら、自分独自の作品につくり直すこと。
現在では、他人のつくったものをちょっとだけ変えて、あたかも自分のものに見せるという意味で使うことが多い。
まさに自分を言い当てている深い意味がある言葉3題でした。
先日も食事した店のレジで現金自動精算機に紙幣を投入する際、ここだなと思った投入口らしき隙間に紙幣を横向きに入れたが入らず、何度やっても支払いができませんでした。
それを見ていた店員さんに“縦です”と言われても意味が分からず裏返してみたり回してみたり。
焦れた店員さんが正規の投入口から上から下へ紙幣を投入、サッと釣銭が出てきて支払いが終了しました。しかし、よかったと思った後にも“レシートは”と、視野が狭くまったく見えていませんでした。困ったものです。
これからは、“因循姑息、頑迷固陋”を胸に“換骨奪胎”面白おかしく生きていこう。
0 件のコメント:
コメントを投稿