2022年4月27日水曜日

謙虚にビジネス

 


謙虚に

 世の中において行かれないように、また何か真新しい世の動きがないものだろうかと図書館に行ってみました。

 

 ニュース雑誌やトレンド情報誌、旅行ガイドや実用書、自己啓発本。

 

 

  そんな中、何気なくビジネスの書棚で見つけたコンサルテーションの解説書、マサチューセッツ工科大学Edgar H. Scheinエドガー・シャイン)博士の著書“Humble consulting:謙虚なコンサルティング”を目にした時“心に響いた言葉”です。

 

・謙虚に

 

 これから先、少しでも社会の役に立とうと考えています。そんな中、コンサルタントやメンターといった企業支援の仕事に興味を持っていたので、この本に目がとまりました。

 読後ひどく感銘を受けたので色々と調べてみました。

 エドガー・シャイン博士は1928年生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院名誉教授。心理学の修士号や社会心理学の博士号を取得。

 組織文化、組織開発、プロセス・コンサルテーション、キャリア・ダイナミクスに関するコンサルティングを行い著書多数。 

 著書の中で博士は、

 “今日の組織は、解決に必要な知識や技術が自明でない問題に直面し、「答えを提供する」から、「答えを見出せるよう支援する」へとコンサルタントの役割も変化している。「本当の支援」を実現するには、自分では答えを出せないことを自覚し、謙虚な姿勢を選び、謙虚に問いかけることが不可欠だ。”

 と著されています。

 また博士は、コンサルティングの新たな潮流として、なるほど”“そういうことかから次の一手へ、ということを強調されています。

 そもそもコンサルティングとは本来、問題となっている状況の複雑さと厄介さを理解し、その場しのぎの対応や反射的な行動をやめさせるようにすることだ。

 目的は問題の探求であって結論を得ることではない、との博士の言葉に心が響いた瞬間でした。

 

  企業支援を行った知人から、新たな提案に対し、抵抗され苦慮しているといった話を多く聞く中、“ともに考え答えを見出せるよう支援する”ことの重要性を知りました。

 歳をとると今までの経験からつい口を出してしまいそうな自分を顧みて、ともに問いかけ考えていく人間として、社会に貢献しようと思った心に響く言葉です。

 これからは、もっともっと“謙虚に”。

2022年4月20日水曜日

美しい響き

 

響き

美しい響き:心に響く言葉

  “歴史時代小説は過去を描いて現代をあぶりだす合わせ鏡”とある本に書かれていました。

時代は変わっても人の心は変わらないのか、その通りだと。

 社会の出来事などをテレビで見ていると過去にも同じような出来事が起こっており、歴史が繰り返されているように思います。

 時代小説などでも義理や人情といった心は、優しく思いやりのある言葉で表現されており、いつの時代もあまり変わらないと感じています。

 義理を欠かないようにしたり、人のやさしさに感動したり、自分でも同じようにやっていると気づかされます。

 

 そんな中、読んでいた時代小説からなにやら響きが美しいと思った“初めて知った言葉”です。

 

・修己治人、蘭因絮果、行雲流水

 なかなか生き方の指針になるような言葉でもあり、その響きやその心情が美しいと感じた言葉なので調べてみると、

 

― 修己治人(しゅうこちじん)

:自身の知識を高め精神を磨き高く積んだ徳をもって人々を感化し世の中を正しく治める。

 

― 蘭因絮果(らんいんじょか)       

:花が咲いた後に散る、会うは別れの始め。 “最初のうちは素晴らしいと思えた出会いも最終的には ...

 

― 行雲流水(ぎょううんりゅうすい)

:物事に執着しないで成り行きに任せる行動。空に浮かぶ雲と流れいく水。自然の雄大なようす。自然に逆らうことなく、流れにまかせて行動すること。

 

 

 美しい響きの中に深い意味が含まれている、心に響く美しい言葉でした。

 広い視野を持ち、多くの人々と出会い分かれて感性を磨き、自らに固執しないで成り行きに任せて生きていきたいものです。

 知らないことが多すぎると感じていたので、知識を高め正義と品性を貫きたいと思う日々です。

 まさに”蘭因絮果”を繰り返し、無理せず“行雲流水”で“修己知人

2022年4月16日土曜日

古い習慣

 

見ざる聞かざる言わざる
古い習慣:心に響く言葉

 歳を取ると頑固になり、なかなか自分を曲げず融通が利かないので失敗が増えてくる。

 また、古い習慣に囚われている意識はないものの知らず知らずに身についてしまった先入観で行動する。

 困ったものだなあと思った時に読んでいた時代小説からの“心に響く初めて知った言葉”です。

 

・因循姑息、頑迷固陋、換骨奪胎

  時代小説に立て続けに出てきてハッとした言葉なので調べてみると、

  

 ― 因循姑息(いんじゅんこそく):古い習慣ややり方にとらわれて改めようとせず、その場しのぎに終始するさま。因循は因より循(したがう)、姑息は姑(しばらく)息をつくの意

  決断力に欠けていてはっきりしないこと。また、「因循」は、旧例や習慣によりかかっていて改めようとしないこと。「姑息」は、一時の間に合わせ、一時のがれという意味。

 

 ― 頑迷固陋(がんめいころう):頑固で視野が狭く道理をわきまえない様。また自分の考えに固執し柔軟でなく正しい判断ができない様。頭が古く頑なな様。

 「頑迷」も「固陋」も、頑固で道理に通じていないという意味で、同じような言葉を重ねて強調したもの。

 

 ― 換骨奪胎(かんこつだったい):元の良いところを活かし新しい工夫を加えさらに面白いものにする。

 骨を取り換え、子が宿る胎を奪(うば)いとるという意味から、先人の詩文の発想や形式を利用しながら、自分独自の作品につくり直すこと。

 現在では、他人のつくったものをちょっとだけ変えて、あたかも自分のものに見せるという意味で使うことが多い。

 

 まさに自分を言い当てている深い意味がある言葉3題でした。

 

 先日も食事した店のレジで現金自動精算機に紙幣を投入する際、ここだなと思った投入口らしき隙間に紙幣を横向きに入れたが入らず、何度やっても支払いができませんでした。

 それを見ていた店員さんに“縦です”と言われても意味が分からず裏返してみたり回してみたり。

 焦れた店員さんが正規の投入口から上から下へ紙幣を投入、サッと釣銭が出てきて支払いが終了しました。しかし、よかったと思った後にも“レシートは”と、視野が狭くまったく見えていませんでした。困ったものです。

 

 これからは、“因循姑息、頑迷固陋”を胸に“換骨奪胎”面白おかしく生きていこう。

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